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夕張市の破綻 あなたの街は大丈夫か 映画「フラガール」がヒットしている。石炭産業が衰退するなか、炭鉱に代わる職場としてリゾート施設ができ、地元の女性たちが猛特訓のすえにフラダンスを披露する筋書きだ。 そのなかで解雇された炭鉱労働者が別のヤマへ向かう場面がある。めざしたのは「炭都」、北海道夕張市だった。 その夕張市の財政が破綻(はたん)し、来春から政府の管理下で再建を図ろうとしている。エネルギー政策の転換という時代の荒波にのまれ、観光産業に生き残りをかけた。そこまでは「フラガール」にそっくりだが、結末が違う。 市が発表した枠組み案によると、360億円の赤字額を20年で返していく。これまで、自治体の財政再建で20年もかかった例はない。異例の長さの返済計画が深刻さを物語る。 その間、住民は全国最大の負担で、最低のサービスしか受けられなくなる。保育料は1人年に約12万円ほど上がり、下水道料金も1・7倍になる。計11校ある小中学校は1校ずつに統合される。通院バス代をはじめ、福祉や教育、観光への補助金は軒並み打ち切られる。 総務省の指導も受けて来春に固める最終計画はさらに厳しくなる。だから、住民からは「国や北海道も何らかの支援を」という声もあがる。住民が次々とこの街を見捨てるような事態を招かない手立ても、考えなければなるまい。 それにしても、ひと昔前の大盤振る舞いは異常なほどだった。6期つとめた前市長は、補助金や交付金を元手に観光振興にひた走った。旧通産省が産炭地振興の名目で夕張市に渡した交付金は70億円近い。住民には、国の金が降り続いたように見えたことだろう。 売却が検討されるスキー場やホテルなどの市有施設は、自前の金ではないからこその気前のよさの象徴のようだ。 一方で、市は粉飾まがいの会計操作で、毎年度の決算を黒字にしてきた。 巨額の借金を認めてきた責任は市議会にある。「町内会長を議員にして、議会の日だけ日当を払えばいい」という住民の批判は当然だ。 住民も主権者としての責めを負う。行政サービスの低下のほか、地価の下落による資産の減少も避けられまい。 補助金を多くとってくる首長が評価される風潮は全国共通だった。監視機能の弱い議会も珍しくない。それだけに、夕張市の窮状はひとごとではない。 政府が自治体の新たな財政再建法案を検討しているいま、私たちは自分の住む街の財政状況をしっかりと知ることから始めよう。職員の数や給与は身の丈に合っているのか。自治体が出資する公社や第三セクターは健全なのか。 夕張市の失敗は、補助金など他人の金は浪費されがちだと教えてくれている。自治体の税源を増やし、使い道も工夫できるような分権型の方策が要る。 そういえば、「フラガール」も住民自身の努力で活路を開く話だった。 朝日新聞珍しくGJ! ( -@∀@) ソース
by checkty
| 2006-11-27 23:54
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